「法人カードを作りたいけど、海外はあまり行かないし国内で使いやすいカードがいい」という企業には、JCB法人カードが有力な選択肢になります。日本発の国際ブランドJCBが直接発行する法人カードで、国内の加盟店ネットワークは圧倒的です。
JCB法人カードの最大の強みは、ETCカードの複数枚発行対応と主要会計ソフトとのスムーズな連携です。営業車が多い企業や経理の自動化を進めたい企業にとって、非常に実用的なカードと言えます。
この記事では、JCB法人カードの良い口コミ・悪い口コミを整理し、どんな企業に向いているのかを具体的に解説します。

JCB法人カードの基本スペック
| 項目 | 一般 | ゴールド | プラチナ |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 1,375円 | 11,000円 | 33,000円 |
| 基本還元率 | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
| ポイント | Oki Dokiポイント | Oki Dokiポイント | Oki Dokiポイント |
| 空港ラウンジ | なし | 国内主要空港 | 国内+海外 |
| 旅行保険 | 最大3,000万円 | 最大1億円 | 最大1億円 |
| ETCカード | 複数枚発行可(年1回利用で無料) | 同左 | 同左 |
| 追加カード | 発行可能 | 発行可能 | 発行可能 |
一般・ゴールド・プラチナの3グレードがあり、事業の規模やニーズに応じて選べます。どのグレードでもETCカードの複数枚発行に対応しているのがJCBの大きな特徴です。
良い口コミ・メリット
Oki Dokiポイントが使いやすい
JCBのポイントプログラム「Oki Dokiポイント」は、Amazonで1ポイント=3.5円で使えるのが大きなメリットです。オフィス用品や備品の購入にそのまま充てられるため、ポイントの使い道に困りません。
さらに、年間の利用額に応じてボーナスポイントが付与される仕組みもあります。年間100万円以上の利用で翌年のポイントが50%アップするため、利用額が大きい企業ほどお得になる設計です。
ETCカードが複数枚発行できる
社員カード1枚につきETCカード1枚を発行できるため、営業車が多い会社にとっては非常に便利です。しかも年に1回でもETC利用があれば年会費は無料になります。
車両ごとにETCカードを分けることで、利用明細から「どの車がいつどの区間を走ったか」を明確に把握でき、経費管理の精度が格段に向上します。
会計ソフトとの連携が充実
freee、マネーフォワード、弥生という主要3大会計ソフトのすべてに対応しています。利用明細が自動で取り込まれるため、経費の手入力が不要になり、経理業務の自動化を推進できます。

悪い口コミ・デメリット
海外では使えない場所がある
JCBは国内では非常に強いブランドですが、海外ではVisaやMastercardに比べて加盟店数が少ないのが弱点です。特にヨーロッパやアフリカなど、JCBの加盟店が少ない地域では不便を感じる場面があります。
海外出張が頻繁にある企業は、JCB法人カードをメインにしつつ、サブカードとしてVisaブランドのカードを併用するのがおすすめです。
還元率は標準的
基本還元率0.5%は突出して高いわけではありません。ただし、年間利用額に応じたボーナスポイント制度があるため、実際の還元率はカタログスペックより上がります。年間100万円以上の利用であれば実質0.75%程度になるケースもあります。
プラチナの年会費が高い
プラチナカードの年会費は33,000円で、コンシェルジュサービスや手厚い旅行保険が付帯していますが、中小企業にとっては負担が大きいと感じる方もいます。ゴールドカード(11,000円)で十分な機能を得られるケースも多いです。
海外出張がメインの企業がJCBだけに頼るのはリスクがあります。海外利用が多い場合は、Visaブランドのカードとの2枚持ちを検討してください。
グレード別のおすすめ選び方
3つのグレードの中から、自社の状況に合ったものを選びましょう。
- 一般カード(1,375円/年):経費を抑えたい小規模企業に。基本的な機能は十分揃っています
- ゴールドカード(11,000円/年):空港ラウンジと旅行保険が欲しい企業に。国内出張が多い方にバランスの良い選択です
- プラチナカード(33,000円/年):コンシェルジュサービスを活用したい企業に。接待の店選びや出張手配をサポートしてくれます
迷ったらまず一般カードで始めて、利用実績を積みながらグレードアップを検討するのがおすすめです。JCBはグレード変更の手続きも比較的スムーズです。

JCB法人カードとJCB CARD Bizの違い
JCBには「法人カード」と「CARD Biz」の2種類があり、混同しやすいので整理しておきます。
| 比較項目 | JCB法人カード | JCB CARD Biz |
|---|---|---|
| 対象 | 法人 | 個人事業主・法人代表者 |
| 必要書類 | 登記簿謄本が必要 | 登記簿不要 |
| 追加カード | 発行可能 | 発行不可 |
| ETCカード | 複数枚発行可能 | 1枚のみ |
| 年会費 | 1,375円〜 | 1,375円(初年度無料) |
社員にもカードを持たせたいなら「JCB法人カード」、一人社長やフリーランスなら「JCB CARD Biz」が適しています。
JCBの法人カード公式ページで最新情報を確認できます。年会費の経費計上方法については国税庁のサイトも参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. JCB法人カードの審査は厳しいですか?
A. 設立年数や決算内容が見られますが、設立1〜2年目でも審査に通るケースはあります。書類の不備がないよう丁寧に準備することが大切です。
Q. Oki Dokiポイントの有効期限は?
A. 一般カードは獲得から2年間、ゴールドは3年間、プラチナは5年間です。失効前にAmazonでの利用やキャッシュバックに交換しておきましょう。
Q. ETCカードは何枚まで発行できますか?
A. 社員カード1枚につきETCカード1枚を発行できます。社員カードの発行枚数に応じて、ETCカードの枚数も増やせます。
Q. JCBとVisaのどちらを選ぶべきですか?
A. 国内利用がメインならJCB、海外利用が多いならVisaがおすすめです。両方のブランドを1枚ずつ持つのも有効な選択肢です。
Q. 会計ソフトとの連携はどうやって設定しますか?
A. 各会計ソフトの管理画面からJCBカードのデータ連携を設定できます。初回の連携設定は10分程度で完了します。
まとめ:国内メインの会社にはJCBがベスト
- 国内加盟店ネットワークは業界トップクラスの充実度
- ETCカード複数枚発行対応。営業車が多い企業に最適
- Oki DokiポイントはAmazonで1ポイント=3.5円で使える
- freee・マネーフォワード・弥生の主要3大会計ソフトに完全対応
- 海外利用が多い場合はVisaカードとの併用がおすすめ
国内利用がメインで、ETCカードを複数枚使いたいならJCB法人カードが最適です。海外出張が多い場合はVisaカードとの併用でカバーしましょう。


