オフィス備品やIT機器の購入にAmazonを使っている企業は多いでしょう。法人カードとAmazonビジネスを連携させれば、購買管理の効率化とポイントの二重取りが同時に実現します。
この記事では、Amazonビジネスの仕組み、法人カードとの連携メリット、Amazon利用に適した法人カードの選び方を解説します。

Amazonビジネスとは
Amazonビジネスは、法人・個人事業主向けに提供されている購買プラットフォームです。通常のAmazonと同じ商品を購入できるのに加え、以下のようなビジネス向け機能が備わっています。
- 法人価格:一部商品で通常価格より安い法人専用価格が適用される
- 数量割引:大量購入時に追加の割引が受けられる
- 購買ルール設定:注文金額の上限やカテゴリごとの制限を設定できる
- 承認ワークフロー:一定金額以上の注文に上司の承認を求める設定が可能
- 請求書払い対応:後払いでの購買にも対応
登録は無料で、Amazonの通常アカウントとは別にビジネスアカウントを作成します。
法人カードとの連携メリット
ポイントの二重取り
Amazonでの購入でAmazonポイントが貯まり、法人カードでの支払いでカードのポイントも貯まります。この二重取りにより、実質的な購入コストをさらに下げられます。
購買データの自動記録
法人カードで支払うことで、購入データがカードの利用明細に自動記録されます。Amazonの注文履歴と合わせて二重の記録が残るため、経費の追跡が確実になります。
経費精算の自動化
法人カードの明細を会計ソフトに連携していれば、Amazonでの購入分も自動で仕訳候補が作成されます。手動入力の手間がなくなり、経理業務の効率が上がります。
キャッシュフローの改善
法人カードの後払い(1〜2カ月の支払い猶予)を活用すれば、購入と支払いのタイミングをずらすことができ、資金繰りに余裕が生まれます。

Amazon利用に適した法人カードの選び方
Amazonでの還元率が高いカードを選ぶ
一部の法人カードでは、Amazonでの利用時にポイント還元率がアップする特典があります。通常還元率の2倍〜3倍のポイントが付与されるカードもあるため、Amazon利用が多い企業にとっては大きなコスト削減につながります。
年会費とのバランス
Amazonでの高還元率を提供するカードは、年会費が高めに設定されていることがあります。年間のAmazon利用額から還元されるポイント額を計算し、年会費とのバランスで判断しましょう。
会計ソフトとの連携
Amazon利用分もスムーズに経理処理できるよう、使っている会計ソフトとの連携が確認済みのカードを選ぶことが重要です。
Amazonでの購入が月に数万円以上ある企業なら、Amazon利用での還元率が高い法人カードを選ぶ価値は十分にあります。年間の還元額を計算して、年会費との損益分岐点を確認してみましょう。
Amazonビジネスの購買管理機能を活用する
購買ルールの設定
管理者が事前に購買ルールを設定しておくことで、不必要な購入を未然に防げます。1回あたりの注文金額の上限、購入可能なカテゴリーの制限、特定カテゴリーでの承認フローなどを細かく設定できます。たとえば「1回の注文が5万円を超える場合は部長の承認が必要」「家電カテゴリーは購入不可」といったルールを設定しておくことで、社員の無駄な購入を仕組みで防止できます。
複数ユーザーでのアカウント管理
Amazonビジネスでは、1つのアカウントに複数のユーザーを追加でき、それぞれに異なる権限を付与できます。部署ごとに予算を割り当てたり、注文の承認者を設定したりすることが可能です。
購買レポートの活用
Amazonビジネスでは、期間別・部署別・カテゴリー別の購買レポートを自動生成できます。このレポートを月次で確認することで、どの部署がどんな備品にいくら使っているかが可視化され、コスト削減のヒントが見つかります。たとえば「営業部のプリンタートナー代が毎月3万円」という事実がわかれば、まとめ買いや互換トナーへの切り替えといった対策を打てます。
参考:三井住友カード Amazonをよく使う企業におすすめの法人カード
よくある質問
Q. 通常のAmazonアカウントをAmazonビジネスに切り替えられますか?
はい、既存のAmazonアカウントをAmazonビジネスアカウントに切り替えることが可能です。ただし、切り替えるとプライム会員の特典が一部変わる場合があるため、事前に確認しましょう。
Q. Amazonビジネスの利用に追加費用はかかりますか?
Amazonビジネスの基本プランは無料で利用できます。より高度な購買管理機能を使いたい場合は有料プラン(Businessプライム)への加入が必要です。
Q. Amazonのポイントとカードのポイントは別々に貯まりますか?
はい、Amazonポイントとカードのポイントは別々のプログラムとして貯まります。それぞれ独立して利用できるため、ポイントの二重取りが実現します。
Q. Amazonビジネスで購入した商品の領収書はインボイスとして使えますか?
Amazon自体が適格請求書発行事業者として登録されている場合、条件を満たした領収書はインボイスとして利用可能です。マーケットプレイスの出品者から購入する場合は、出品者がインボイス発行事業者かどうかを確認する必要があります。
Q. 法人カードの限度額がAmazonでの大量購入に足りない場合は?
一時的な増額申請をカード会社に行うか、注文を分割して複数回に分けて決済する方法があります。定期的に大量購入がある場合は、限度額の恒久的な引き上げを検討しましょう。

Q&Aコーナー

Q. Amazonビジネスの登録に審査はある?
簡易的な審査はありますが、法人の登記情報や事業者情報を入力するだけで、数日以内に登録完了するのが一般的です。クレジットカードのような厳密な信用審査はありません。
Q. Amazonビジネスで購入した商品の送料は?
Businessプライム(有料プラン)に加入すれば、対象商品の送料が無料になります。基本プラン(無料)の場合は、2,000円以上の購入で送料無料になるAmazonの通常条件が適用されます。
Q. 法人カードを複数枚登録して部署ごとに使い分けられる?
はい、Amazonビジネスでは複数の支払い方法を登録でき、注文ごとに支払いカードを選択できます。部署ごとに異なる法人カードを使い分ければ、経費の部門別管理が容易になります。
Q. Amazonタイムセールの商品も法人カードで購入して大丈夫?
はい、タイムセールやプライムデーの割引商品も通常通り法人カードで購入できます。大量に必要な消耗品がセールに出た際にまとめ買いすれば、コスト削減効果がさらに高まります。
Q. AmazonビジネスとAmazonの通常アカウントは同時に持てる?
同じメールアドレスでは同時に持てません。通常アカウントをビジネスアカウントに切り替えるか、別のメールアドレスでビジネスアカウントを新規作成する必要があります。
まとめ
法人カードとAmazonビジネスの連携は、ポイントの二重取り、購買管理の効率化、経費精算の自動化を同時に実現できる組み合わせです。Amazon利用が多い企業は、Amazon利用での還元率が高い法人カードを選ぶことで、年間数万円のコスト削減効果が期待できます。

